今日気づいたこと。
利用者の一人が、苑外作業に出るときに、おやつの飲み物を一つ返却するために事務所に来た。そして事務職員に何も言わずに手渡していった。事務職員も、「一つ余ったのね」と受け取っている。いつものことのようである。
これってそのままで良いのかしら? 職員は何と言って返却する飲み物を利用者に託したのだろうか。「持って行って返してきて」とだけ伝えたのだろうか。
受け取る人が「どうしたの? 」と返却の理由を尋ねたら、利用者は何と答えたらいいのだろう。その答え方、返却の理由について、利用者に説明しているのだろうか。
「苑外作業の人数が一人減りました」「最初に準備されていた数が違っていました」とかの理由はあると思うのだが。
飲み物を持ってきた利用者は、あまり言葉に出して何かを伝えるということが得意ではない人だと事務職員は言う。が、少なくとも、返却を依頼した職員、支援員は、例えば「行く人が少なくなりました」とか、「数が違っていました」と言って渡してきてくださいね、程度のコミュニケーション内容を利用者に教える必要があるのではないだろうか。
施設の中で行われた事象だからこれで終了だが、施設以外の外部での出来事だとしたら、利用者は「どうしたの?」の問いに返事ができない状況になっていたのではなかろうか。
想像するに、この時の職員、支援員は、苑の事務所なので、単に「これ返してきて」といっただけのような気がする。それでいいのだろうか。支援している者として、その向こうも考えて、言葉と一緒に返却の依頼をしてほしいと思うのである。
